鍵のかかった部屋

主題歌  嵐「Face Down」

第8話あらすじ(ネタバレ)

「犬のみぞ知る」
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)、芹沢豪(佐藤浩市)とともに、遺体となって発見された人気漫画家・中田文恵(渡辺めぐみ)の自宅にやってくる。その玄関横には激しく吠える大型犬がいて、榎本たちに吠えかかる。文恵の姪・友香(志田未来)は、この犬は文恵以外の人間が通ると必ず吠えるのだ、と説明した。

文恵には、橘麻美(岩佐真悠子)と安西理佳子(MEGUMI)というアシスタントがいて、自宅兼作業場の文恵の家に毎日通って来ていた。作業時間は自由で、文恵が亡くなった日は、麻美は朝から午後5時頃まで仕事をして帰宅、その後、午後10時頃にやってきた理佳子が作業場で死亡している文恵を発見、通報したという。

現場は、玄関はもちろん、すべての窓に鍵がかかった密室だった。アシスタントは合鍵を持っているが、犬に吠えられずに入室することは不可能だった。近隣住民の証言で、午後5時に麻美が帰宅してから午後10時に理佳子がやって来るまでの間、犬は一度も吠えていなかったとわかった。

警察は、酒に酔った文恵が資料につまずいて転倒、その拍子に棚から落下した石製の時計が頭を直撃したことが死因だと断定していた。純子らが友香から話を聞いていると、自分はやっていないと言って、麻美が入ってきた。その後、庭で犬が吠える声がして、今度は理佳子がやってきた。犬が苦手だという理佳子は、超音波で犬を撃退する道具「K9キャンセラー」を持っていた。

僕は完全に密室だなんて一言も言ってません。おそらく他殺だと思われます。

事件を検証する榎本らは、犯人は玄関から出入りしたと結論を出すが、犬に吠えられずに出入りする方法についてはわからなかった。すると芹沢が、これは事故で間違いない、と言い出した。しかし、事務所に戻ってみると、最近「密室事件を解決する弁護士」として話題の芹沢を取材陣が待ち構えていた。彼らにいいところを見せようとした芹沢は、今回の事件は他殺で自分が解決してみせる、と言い放つ。

その後、友香の証言で、新入りだが優秀で要領もいい麻美と、アシスタント歴10年の理佳子が犬猿の仲だとわかる。

そんな折、文恵の自宅が荒らされるという事件が起こった。現場には、理佳子のストラップが落ちていたため理佳子の犯行かと思われたが、隣家の防犯カメラの映像から麻美の仕業だとわかる。しかし、麻美のこの行為は、犯人だと確信する理佳子を早く逮捕してもらうための工作だった。麻美は、理佳子が文恵を殺害する理由に心当たりがあると明かした。

ちょうどその頃、榎本らが通りかかった夜の公園内で流されていた、高周波音のモスキートに純子が反応する。若い世代にしか聞こえないというのが悔しい芹沢は、懸命に聞こえるふりをする。と、そのとき、榎本の思考の鍵が開いた。

ある意味では、犬自体が”鍵”となっています。この鍵をどう処理するか、これが今回の事件のポイントです。

麻美の存在がプレッシャーになっていた理佳子は、文恵が新たにアシスタントを募集していると聞き、自分がクビになるのでは、と不安になっていた。そこへ、文恵が理佳子を見下すような発言をしていた、と麻美から言われ、理佳子は文恵を恨むようになった。実はそれは、麻美の嘘だったが、疑心暗鬼になっていた理佳子は信じてしまったのだ。純子にそう指摘されても犯行を認めない理佳子に、榎本は「K9キャンセラー」を使ったトリックを話して聞かした。さらに芹沢も加わり嘘を指摘したことで、ついに理佳子は犯行を認めた。

事件解決後、純子は、テレビに出演し密室事件について意気揚々と語る芹沢を呆れながら見ていた。その傍には榎本がいて…。
(公式サイトより引用)

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出演者 キャスト

榎本径  大野智(嵐)
青砥純子 戸田恵梨香
芹沢豪  佐藤浩市

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