鍵のかかった部屋

主題歌  嵐「Face Down」

第6話あらすじ(ネタバレ)

「密室劇場」
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)に誘われて、水城里奈(能年玲奈)が出演する「密室に囚われた男」という舞台を見に来た。それは、パフォーマンスと演劇に分かれた舞台だった。

観劇後、下手(しもて)の楽屋に里奈を訪ねると劇団員たちの様子が慌ただしい。楽屋で薬師寺(山中聡)というパフォーマーが撲殺されていたのだ。

その後、容疑者に里奈の恋人でパフォーマーの井岡(桐山照史)が浮上した。純子から事件のことを聞いた芹沢豪(佐藤浩市)は、度重なる密室事件にうんざりしながら、榎本を呼べと指示する。

榎本、純子、里奈が劇場を訪ねると演出の畑山(堀内敬子)、脚本家兼パフォーマーの鬼塚(坂本昌行)が迎えた。純子は、楽屋には上手(かみて)と下手があるのに、なぜ薬師寺だけが下手にいたのか、と尋ねる。鬼塚はそこが薬師寺専用になっていたと明かす。薬師寺の楽屋に行くには、売店があるロビーを通るか、舞台上を横切るしか方法がない。しかし事件発生時、演劇が上演中で客席には200人の観客がいた。外部からの侵入の形跡もない密室状態だった薬師寺の楽屋に、犯人はどうやって侵入して殺害し、誰の目にも触れず逃走できたのか。

現場検証を続けた榎本は、今回の密室は破れないかもしれない、と言った。

里奈に頼んで井岡に会った純子は、井岡のカバンに「密室の作り方」という本があるのに気づいた。役作りのために必要だという井岡に、パフォーマーなのになぜか、と純子が尋ねると、井岡は焦りながらももっともらしい答えを返した。

同じ頃、榎本のもとに鬼塚が現れた。次の舞台の題材で防犯ネタを使いたいという鬼塚は、榎本に質問があるという。そんなとき、榎本が前回の舞台のトリックをどう思いついたのかと尋ねた。鬼塚は、自分のアイデアから心理的なトリックが浮かんだ、と答えたが、舞台で使われたのは物理的なトリックだった。

榎本からそう聞いた純子は、前回の舞台の脚本を鬼塚ではなく井岡が書いたのでは、と推測。そして、井岡を問い詰めたところ、鬼塚と自分がお互い了承済みのことだ、と言ってそれを認めた。

純子は犯行を行ったのが鬼塚だと仮定すれば、密室を破る方法が絞れるのではと言う。榎本は、最後にパフォーマンスを終えた鬼塚が密室を作る時間は、演劇が上演されていた80分あったことになると話す。舞台上で何か工作したとしたら自分たちが気づいたはずなのに、という純子の言葉に榎本はひらめきを感じた。

再び劇場にやってきた榎本は、舞台上でスローモーションのような動きをしている鬼塚を見つめた。そして、車に戻ると舞台の映像を分析し始めた。

その頃、純子は、畑山から重要な証言を聞き劇場へとやってきた。誰ひとりいない舞台上で、鬼塚を探す純子。その後ろに、足音も立てず鬼塚が立った。気配に気づき純子が振り返ると、鬼塚は無言で純子を見詰めた。得の言われぬ恐怖に包まれたとき、ドアが開き、榎本、芹沢が入ってきた。安堵した純子に、榎本は「密室は、破れました」と言った。

榎本は、パフォーマンスを終えた鬼塚が楽屋で薬師寺を撲殺、その後、舞台上の切り出しと呼ばれるセットの後ろに隠れ、自分で移動させながら舞台上を横切った、と明かした。鬼塚が得意なスローモーションのような動きで、非常にゆっくりと移動すると、人間の目はそれを認識できないと言う。舞台の画像を早送りしてみると、確かに舞台の奥で切り出しが横切るのが確認できた。

殺意はあったのかと聞く芹沢に、鬼塚は、事故だったと弁明。しかし榎本は、舞台上に切り出しを何度も引きずった傷があることから、何日も練習を重ねて犯行に及んだはずだと指摘。それでも動機がない、という鬼塚に純子は、畑山から聞いたと言って、井岡をゴーストライターに使っていたことで、鬼塚が薬師寺に脅されていたと明かした。遂に言い逃れができなくなったが、それでも鬼塚はどこか平然としていた。

後日、純子から舞台の誘いを受けた榎本は、携帯電話をスピーカーにしたまま話していた。開錠作業中の榎本は、純子の言葉にも応えず没頭し…。
(公式サイトより引用)

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出演者 キャスト

榎本径  大野智(嵐)
青砥純子 戸田恵梨香
芹沢豪  佐藤浩市

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