新参者

主題歌  山下達郎「街物語」

第4話あらすじ(ネタバレ)

「時計屋の犬」
三井峯子(原田美枝子)が、殺害される直前まで書いていたメールに、「いつもの広場で子犬の頭をなでていたら、今日も小舟町の時計屋さんと会いました。お互いマメですね、と笑い合いました」というものが。加賀恭一郎(阿部寛)は峯子の行動をたどるべく、「浜町公園で峯子に会った」と証言している、小舟町の寺田時計店主・寺田玄一(原田芳雄)に話を聞きに行く。
玄一は頑固な時計職人で、修理を依頼する加賀にもそっけない。「刑事」と名乗ると「あのチンピラが何かやったのか」と言う。チンピラとは誰のことだろうか?

改めて確認すると、散歩に出たのは夕方5時半で、峯子と浜町公園で会い子犬の頭をなで、帰ってきたのは7時キッカリだという玄一。
しかし浜町公園で、峯子と同じマンションに住んでいて、犬の散歩をしていたアサミ(宮地真緒)と出会い話を聞くが、子犬の散歩をしていた人はいないし、峯子を見たという人すらいないのだった。

玄一は三面に時計の文字盤がはまった、三方置時計の修理に余念がない。職人の仕事に誇りを持つ玄一は、名も知らぬ部品職人が精巧に作る細かい部品に感謝しているという。
腕時計をはめているものの、普段は携帯電話を時計代わりにしているという松宮(溝端淳平)に腕時計の修理を依頼するように言う加賀。そんな松宮に対し「半人前だ」と言う玄一に松宮は反発するが、加賀は何も言わない・・・

加賀は、事件当日に飼い犬のドン吉の散歩に行っていたという、玄一の行動を確認しようと、玄一の弟子・米岡彰文(恵俊彰)に頼んで、ドン吉の散歩に同行させてもらうことにした。 ドン吉の散歩は四ヶ月ぶりだという米岡。歩きながら玄一のことを語るが、玄一には「老舗」ともう一つ、娘の「香苗」という名前が禁句になっているという。婿をとって跡をついで欲しかったのに、高校を卒業後、勝手に結婚してしまったことを許していないのだ。
「いつものコース」というが、ドン吉は4ヶ月前には通らなかったコースに進もうとした。しかも、帰ってきたのは6時半で、玄一の証言している時間とは30分も違うのだ。コースを変えたということだろうか?玄一が隠していることは一体何なのだろうか?

そこへ、玄一の妻・志摩子(松本じゅん)がタクシーで帰ってきた。いつもなら使わないタクシーで、どこに行っていたのかは口を濁す。加賀は何かに気づき、松宮が確認に出た。
実は、娘の香苗(波瑠)が妊娠していて、志摩子は香苗とともにベビー用品を買いに行っていたのだ。香苗の妊娠を玄一も知っていて、安産祈願にご利益がある水天宮にお参りするコースをたどっていた為、ドン吉の散歩時間が30分のびていたのだ。峯子と会っていたのは浜町公園ではなく水天宮で、なでていた子犬は、安産祈願の子宝犬の頭だったのだ。そして三方置時計の修理をしていたのは、香苗が無事に出産できるようにとの願掛けで、本心では香苗に会いたくて仕方がないのだ。香苗も、玄一の反対を押し切って結婚した手前、なかなか素直に謝れない。意地を張り合っているが、本心ではお互い許してもらいたくて仕方がないのに・・・
「あのチンピラさえいなければ香苗に会いたい」と、香苗の夫・秀幸(心之助)を非難するが、秀幸は現在、香苗のすすめで時計の部品工場でまじめに働いているという。「感謝すべき名も知らぬ職人」の弟子入りをしているのだ。
三方置時計は、米岡が「必ず直す」と力強く請け負い、玄一は臨月の香苗のもとに赴く。

香苗は無事に出産し、玄一、秀幸とも言葉はなくともこれまで絡んでいた糸がほどけたかのように、許しあっていた・・・

峯子と玄一の出会いは分かったが、峯子が水天宮に通っていたのは、一体誰のためだったのか?
峯子の本心はまだ見えない・・・
(公式サイトより引用)

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出演者 キャスト

加賀恭一郎 阿部寛
青山亜美  黒木メイサ
清瀬弘毅  向井理
松宮脩平  溝端淳平
小嶋一道  木村祐一
上杉博史  泉谷しげる
岸田要作  笹野高史
三井峯子  原田美枝子
清瀬直弘  三浦友和

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