交渉人〜THE NEGOTIATOR〜

主題歌  湘南乃風「黄金魂」

第4話あらすじ(ネタバレ)

 墨田(笹野高史)がなじみのクラブ『和子』のママ(山下容莉枝)から受け取ったのは、都内に仕掛けられた九つ目の芋羊羹。しかも、本物の爆弾だった。爆弾を手に動くことができない墨田を横目に、ボイスチェンジャーを通して話す犯人と交渉を開始する玲子(米倉涼子)。犯人によると、起爆装置の下にはバイブレーターモードにしてあるトランシーバーが付けられており、犯人がそのトランシーバーに呼びかけると、振動で爆弾が爆発する仕掛けになっているという。犯人は遠隔操作ができる状態なのだ。玲子はさらに交渉を続けようとするが、犯人は「また後で」と言い、通信は切られてしまう。
 犯人はこちらの状況をどこかから見ているかもしれない。玲子は犯人との会話を振り返りつつ、犯人像を絞り込み始める。爆弾に詳しい人間ならば、墨田が爆弾を手にしているような、いつ爆発してもいい状況を放っておけるはずがない。犯人は部屋の状況を把握できていないのではないか……。
 河相(平賀雅臣)、伊豆田(内倉憲二)ら爆弾処理班も待機する中、犯人から二度目の連絡が入った。玲子の巧妙なやりとりで、やはり犯人はこちらの状況が見えていないことがわかる。そして犯人は爆弾処理班を無能呼ばわりすると、またも通信を切ってしまう。どうやら犯人の目的は、爆弾処理班に対する挑戦らしい。
 ボイスチェンジャーの声を解析した結果、犯人は女であることがわかった。クラブ『和子』に向かった蓮見(高知東生)らがホステスを一人ずつ人調べる一方、現場で河相と伊豆田が爆弾処理を始めようとしたその瞬間、再びトランシーバーが鳴る。「いつまで耐えられますかね、その年配の方…」先ほどとは一転、犯人はこちらの状況を把握していた。なぜ突然わかるようになったのか? そこに蓮見から、犯人と声紋が一致した女・由希子(水川あさみ)を確保し、2台のトランシーバーも押収したとの連絡が入る。
 だが、一同がホッとしたのもつかの間、玲子が手にしているトランシーバーからまたもや呼び出し音が! 応答する玲子に、犯人は挑戦的な言葉をぶつける。いったいこの声の主は誰なのか? 対する玲子も、犯人を煽るような言葉を返す。さらに一時的に妨害電波を出すジャミングを行うという河相に、犯人と通話ができなくなってしまうと反論する玲子。
 河相と伊豆田により、墨田の手からようやく爆弾が動かされるが、墨田は身体が動けなくなっていた。河相が処理を始める一方で、自分も残るという玲子に、犯人は再びトランシーバーで「そこから逃げないのはどういうつもりか」と連絡をしてくる。すると玲子は爆弾処理班の用具を使い、爆弾装置の配線を数本切ってしまう。その途端、デジタル表示の数字がめまぐるしく動き出し、30秒でピタリと止まった。そして、そこからカウントダウンが始まる!
 防護マスクを上げ、「逃げろ!」と怒鳴る伊豆田。河相が必死に処理を試みるが、手が震えてできない。伊豆田は河相を突き飛ばすと処理を開始、表示は8で止まった。一同は処理に成功した伊豆田に拍手を送るが、桐沢(陣内孝則)と玲子だけは伊豆田に冷たい視線を送る。「なぜ拍手をしない。俺が助けてやったんだ」そう言い放つ伊豆田に、玲子のストレートパンチが飛んだ。倒れた伊豆田の傍らに転がる防護 マスクの裏には、ボイスチェンジャー付の小型トランシーバーが仕込まれてあった。つまり、事件の主犯は伊豆田だったのだ。由希子は一年前に殉死した爆弾処理班・宮原の妻で、主人の死に納得がいかない彼女を、自分の腕を認めてくれなかった河相を見返したい伊豆田が利用したのだった。
 数時間後、再び真里谷(城田優)のもとを訪れる玲子。そして、拘置所から出てくる玲子を、車の中から捜査一課の高林課長(大杉漣)がじっと見つめていた。その帰り道、馴染みの居酒屋に寄った玲子は、友人の留美子(安めぐみ)が甘利(高岡蒼甫)と親しげに一緒にいるところに鉢合わせする。
 帰宅した玲子を、妹の澪(林丹丹)が待ち受けていた。金を無心する澪を冷たく突き放し、自分の部屋に入った玲子のもとに、墨田から電話がかかってくる。玲子に今日の礼を言う墨田。電話を切り、クローゼットを開ける玲子。その扉の裏側には、桐沢、木崎(筧利夫)、長谷部(鈴木浩介)、墨田の写真が標的のように貼られていて……。

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出演者 キャスト

宇佐木玲子 米倉涼子
木崎誠一郎 筧利夫
甘利祐介  高岡蒼甫
墨田耕平  笹野高史
長谷部邦男 鈴木浩介
蓮見芳樹  高知東生
真里谷恭介 城田優
三村留美子 安めぐみ
宇佐木澪  林丹丹
高林静雄  大杉漣
工藤幹夫  伊武雅刀
菅原由美  中山恵
片山一義  高橋克実
桐沢圭吾  陣内孝則

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