交渉人〜THE NEGOTIATOR〜

主題歌  湘南乃風「黄金魂」

第3話あらすじ(ネタバレ)

 休日。玲子(米倉涼子)は甘利(高岡蒼甫)にデートに誘われ、動物園へ。とはいうものの、玲子は目の前の動物から目を離さず、甘利の言葉にもそっけない返事を返すだけ。動物園にやってきたのも玲子のリクエストだったらしい。
 その時、甘利の携帯に、あるカフェに爆弾が仕掛けられ、SITは出動要請に備えるとの緊急招集の連絡が入った。だが、なぜか玲子には連絡はない。玲子は甘利から連絡を受けたふりをして捜査班に連絡を入れるが、管理官・桐沢(陣内孝則)は「お前、今日は休みだろう。ネイルサロンにでも行ってろ」と冷たく言い放つ。
 現場のカフェでは、片山(高橋克実)と蓮見(高知東生)が爆発物処理班の到着を待っていた。玲子は桐沢の言葉を無視し、現場へとやってくる。同時に、偶然近くにいたという爆発物処理班の伊豆田(内倉憲二)も姿を現した。
 通報によると、爆弾は振動を与えると爆発するタイプらしい。処理班の班長・河相(平賀雅臣)から本隊が到着するまで待機と言われた伊豆田だったが、店の中にいる客を外へ出すため、玲子や蓮見と共に店へと入る。伊豆田は爆弾の位置を確認、玲子らは一人ひとりの客をゆっくりと誘導し、店の外へ出していくが、転びそうになった老人客を支えた蓮見は、不自然な態勢で動けなくなってしまう。
 そこへ河相らが到着した。すぐに処理を開始し、爆弾のふたを開けることに成功した河相だったが、その瞬間、時限装置にスイッチが入ってしまう。残り時間は9秒! タイマーがカウントダウンを刻み始め、河相は恐怖に顔を歪める。
 だが、爆弾の中身はなんと芋羊羹だった。犯人のいたずらにホッとする反面、怒りを露にする一同。しかし、捜査一課の高林課長(大杉漣)は、SITの面々を非公式の会議に招集する。片山によると、爆発物は芋羊羹ではあったが、それ以外の部分は精巧に作られていたことから、犯人は爆発物に詳しい人間であること。そして、その犯人は都内9カ所の電話ボックスに今度は芋羊羹ではない完全な爆発物を仕掛けたと予告。その後、犯人からの接触は一切ないというのだ。犯人の心理を読み取り、犯人像を明確にしようとする玲子。なぜ九秒なのか? そして、なぜ九ヶ所なのか?
 その時、片山のもとに電話ボックスで芋羊羹が見つかったとの連絡が入る。だが、何の仕掛けもない芋羊羹だったというのだ。さらに、その後もただの芋羊羹が見つかったとの連絡が入る。
 会議後、高林に部屋に呼び出された玲子は、衝撃的な事実を告げられる。玲子を交渉班から外すというのだ。玲子にも接触してきた新聞記者の工藤(伊武雅刀)が、先日の立てこもり事件の際に下着姿になった玲子を隠し撮りした写真を広報課に送りつけ、この女交渉人の取材をしたいと申し入れてきたのだという。交渉班というものは世間に面が割れてはならないと言う高林に、対外的なお飾りとして自分を交渉班に入れたのなら構わないのでは?と言い返す玲子。その時、八つ目の芋羊羹が見つかったとの連絡が入る。
 真里谷(城田優)のもとを訪ねた玲子は、ある犯罪者が九という数字にこだわっていることを告げる。すると真里谷は、「十ではいけない、九でなくてはいけない。その人はとても意志の強い、用意周到な完璧主義者」だと答える。
 再び、交渉班の部屋に戻った玲子は、桐沢から休日に勝手に事件現場に行き、職務についたことについて始末書を出せと命じられる。反論しようとする玲子に、納得がいかないなら辞めろと突き放す桐沢。
 その時、墨田(笹野高史)がなじみのクラブ『和子』のママ(山下容莉枝)から開店一周年の記念品をもらって部屋に戻ってきた。その記念品を紙袋から出す墨田。それはなんと芋羊羹だった! だが、墨田は気づかないまま箱をあけてしまう。箱の中には、電極の付いた本物の爆弾が仕掛けられていた。凍りつく墨田を横目に、玲子は紙袋の中で鳴っている小型トランシーバーを取ると、応答ボタンを押す。スピーカーから聞こえるボイスチェンジャーで加工された声。「さあ、始めましょう。これからが本番ですから」
 通話ボタンを押し、冷静に交渉を始める玲子。その時、部屋の電話が鳴って……!?

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出演者 キャスト

宇佐木玲子 米倉涼子
木崎誠一郎 筧利夫
甘利祐介  高岡蒼甫
墨田耕平  笹野高史
長谷部邦男 鈴木浩介
蓮見芳樹  高知東生
真里谷恭介 城田優
三村留美子 安めぐみ
宇佐木澪  林丹丹
高林静雄  大杉漣
工藤幹夫  伊武雅刀
菅原由美  中山恵
片山一義  高橋克実
桐沢圭吾  陣内孝則

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